“River Future”流域圏セミナーを開催しました

ガリー教授の講演 水垣研究員の講演 吉井研究調整監の講演

平成21年11月11日(水)に寒地土木研究所にオーストラリアオークランド大学「ガリー・ブライリー」教授をお迎えし、流域圏セミナーを開催しました。 ガリー教授からは「河川の未来−：土砂収支と流域スケールにおける河川のリハビリテーション」と題して講演がありました。講演では植生が河道形成に及ぼす影響、オーストラリア大陸の裸地から川に多くの土砂が河川に流入、堆積している現状などの説明があり、流域単位の土砂収支を把握することが、将来の河川管理に大変重要であることを解説して頂きました。 　続いて、当研究チームから水垣研究員による「鵡川・沙流川流域における土砂動態プロジェクト」について、研究の目的および手法等に関する紹介がありました。 　最後に、吉井研究調整監から「石狩川流域における氾濫原管理」について、これまでの改修の歴史や土地利用の変遷、これからの課題等に関して講演がありました。 　今回、セミナーの講演や意見交換を通じ、今後の研究に向け貴重な議論を行うことが出来ました。