当チーム、森田研究員が協会長賞を受賞！村上主任研究員（現：寒地河川チーム）が協会奨励賞を受賞！

平成21年2月下旬に行われた、第52回北海道開発局技術研究発表会で発表した論文に関し、受賞しましたのでお知らせします。 受賞名：協会長賞 論文題目：「河床地形・河床材料とサクラマスの産卵場所との関係」 発表者：森田　茂雄 共著者：桑原　誠、永山　滋也 論文概要； 　サクラマスの産卵環境に関する研究は，積雪寒冷地域の河川整備において，良好な産卵環境を把握・保全するための河川事業へと応用されることが期待されます．この場合，一般的な河川事業調査で扱う河床地形や河床材料に着目し，河道をどの程度のスケールで区分し調査すべきかの知見を得ることが重要であると考えます． 　本研究においては，このような実情を踏まえ，河川整備において，良好な産卵環境を把握・保全するための調査手法に関する知見を得ることを目的とし，産卵環境を調査する際の区分するスケールについて検討しました．さらに，上記の検討において良好な結果が示された区分スケールを用い，産卵床地点の河床材料組成についても検討を加えました． 受賞名：協会奨励賞 論文題目：「2003年8月豪雨により発生した斜面崩壊地からの土砂再移動調査」 発表者：村上　泰啓 共著者：赤岩　孝志、菊地　渉 論文概要； 　豪雨や地震などで崩壊した山腹斜面は，その後の降雨・融雪によって裸地表面や下部堆積物が浸食され，二次的な土砂生産場となる事が想定されます．筆者らは沙流川流域における斜面崩壊地4 箇所に定点を設置し，斜面崩壊地の経年的な変異量を計測し，崩壊地からの土砂再移動量の現状や草本の進入により徐々に植生が回復しつつある状態などを現地踏査，航空レーザー計測などから明らかにしました．

表彰状を手にした森田研究員