・ エッケルト図法による日本付近を中心とした世界地図
世界地図を描く場合、上記の1km解像度のデータだと処理が長引く恐れがあるので、5km解像度くらいのものが適当だと思います。それでも、下記スクリプトで得られる結果は350MBくらいのサイズになります。5km解像度のデータはNOAAの以下のサイトからDLできます。世界の地形と海洋のデータはこのサイト中、カバレージがGLOBAL_LAND_and_OCEANSのもので、Both(両方)となっているリンクところをクリックするとDLできます。(ただし、ftp経由なのでネット環境によってはDL出来ないこともあります)
http://www.ngdc.noaa.gov/seg/fliers/se-1104.shtml
rem 日本付近を中心とした地球展開図
set waku=-30/330/-90/90
set ekrp=kf150/0.06c
set ofn=glb_ekr.eps
set grd=tbase.grd grdimage %grd% -R%waku% -J%ekrp% -CGMT_globe.cpt -P -T -K > %ofn% pscoast -R%waku% -J%ekrp% -Bg30 -Ia/0/0/0/255 -W0 -P -O -K >> %ofn%
以上のスクリプトを実行すると、glb_ekr.epsというポストスクリプトファイルができます。PCのスペックにもよりますが、gsviewでイメージを開くのに数分〜10分程度かかります。イメージが完全に展開されたら、file -> convert でjpgなどの閲覧しやすい画像に変換しておくことで、その後の処理が楽です。
都市名をプロットするスクリプトは上記のスクリプトに以下の行を付加し、下記の都市データを同一フォルダ内に置けばOKです。コマンドの詳しい説明は省略します。gawk文のあたりはちょっと複雑そうに見えますが、パイプコマンドを示す"|"のところで左と右に分かれています。つまり、パイプの左で作ったpstext用のデータをパイプで右に受け流しているのです。左からなにかがやってきて、右にそのまま受け流すワケですね。!?どこかで聞いたような、、、。
set wcn=w_city_m.txt
gawk "{print $3 , $2}" %wcn% | psxy -R%waku% -J%ekrp% -Sc0.1 -W1/0/0/0 -G255/0/0 -P -O -K >> %ofn%
gawk "{print $3 , $2, 9, 45, 1, 1, $1}" %wcn% | pstext -R%waku% -J%ekrp% -P -O >> %ofn%
rem pstextが必要なデータ並び: 経度,緯度,ポイント,角度,フォント,書き位置
※主要都市名をプロットする場合のデータ形式サンプル。
以下の様な並び(都市名 緯度 経度)で都市のデータがある場合、地図上に都市名をプロットできます。都市名ファイルをテキスト形式でw_city_m.txt とし、以下の並びでデータが入っているものとします。
Abadan 30.350000 48.266667
Abidjan 5.316667 355.983333
Abu_Dhabi 24.280000 54.220000
Abuja 9.050000 7.320000
Accra 5.350000 359.940000
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